GOLDEN TAROT(ゴールデンタロット)のご紹介と銀河玲のレビューです。
このカードは、さまざまなメディアを使用し20年以上にわたってアーティストやパフォーマーとして活動されているKat Blackさんがデザインされました。
彼女は、オーストラリアとオーストラリアに住居を構え、主にオーストラリアに住んでいらっしゃるようです。彼女の主な芸術形態は、ビデオ投影、インタラクティブインスタレーション、デジタルコラージュです。
大好きすぎるクリムトのタロットカードもデザインしています。(これも後日ご紹介いたします。)
ゴールデンタロットは、2004年に初期のグラフィックソフトウェアを使用し、中世やルネサンス初期の芸術作品、ヨーロッパの巨匠の名画をコラージュして作られた美しいタロットデッキです。
今では珍しくありませんが、エッジがゴールド加工されていて素晴らしくゴージャスです。
更にカードのケースもしっかりとした作りで、やはり豪華な仕上がりになっています。そして198ページで構成された解説やカードの意味などが、画像付きで説明されています。
手に取るまで、もう少し斬新なタロットデッキなのかと思っていましたが、開けてみて感じたのは洗練したコラージュテクニックの素晴らしさでした。
中世ヨーロッパの絵画そのものと言っても違和感がないのに、斬新な新しさを感じるのです。
ライダー・ウェイト版に準じた流れは損なわれていないので、伝統的な象徴に忠実でありながら、新鮮なイマジネーションや新しい解釈を引き出してくれるギャップが楽しいです。このデッキで占ってみたとき、購入した自分を心から褒めてやりたかったですw
Kat Blackさんのコラージュによって、ヨーロッパの傑作に新しい光沢と意味を齎し、そのまま古典を感じるのと同時に、見るたびに新しい気づきをくれるデッキになっています。
きっとシュール・レアリズムが好きな方にも、中世やルネッサンス初期の芸術が好きな方にも愛されるのではないでしょうか。
XⅦ THE STAR(星)・X Ⅸ THE SUN(太陽)・XⅧ THE MOON(月)のデザインをみても、斬新でありながら、ウェイト版に忠実なデザインだとご理解いただけると思います。
更に、Ⅺ THE JUSTICE (正義)・Ⅲ THE EMPRESS (女帝)・Ⅱ THE HIGH PRIESTESS(女教皇)もご紹介しますが、デザインに違和感がありません。
まるで中世ヨーロッパの絵画や肖像画をみるようですが、よく見ると繊細な新しさを感じます。
小アルカナのエースを比べてみても、それぞれのスートのイメージが損なわれることなく、ウェイト版の象徴も再現されているので、デッキの構成に安定感を感じます。
このカードは、現代のアーティストが、タロットに対する探究や、その美術的遺産、中世やルネサンス初期の芸術作品を惜しみなく称えている作品といえるのではないでしょうか。
デッキの内容は、78枚オール絵札・サイズ110×55mm・英文189pの解説書付き。エッジが金箔仕上げになっていてかなり厚みがあります。そして箱がしっかりしていて豪華で素敵です。
ゴールデンタロットは、豪華なコラージュタロットデッキといっても、かなり正統派よりのデッキ展開なので、ウェイト版を主に使っているリーダーには、とても読みとりやすいカードだと感じます。
タロットカードをお探しの方に、少しでも参考にして頂けれ幸せです。
銀河玲より愛と希望を込めて。