Art of life Tarot Deck(アートオブライフタロット)の画像や銀河玲のレビューです。
このカードの作者はCharlene Livingstone(シャーリーン・リビングストン)さんです。
彼女は、25年以上にわたり、トロントで才能のある学生にアートと英語を教えてきました。
彼女は現在も芸術や執筆に深く関わっていて、現在はオンタリオ州のアートギャラリーでギャラリーガイドとして働いています。
アート・オブ・ライフ・タロットカードはシャーリーンの文学的興趣とビジュアルアートにおける彼女のバックグラウンドをまとめたものです。
このデッキに収められている絵画のアーティストさん達は素晴らしい方々です。
アルフォンス・ミュシャ、グスタフ・クリムト、ジョゼフ・ターナー、レオナルド・ダヴィンチ、オーギュスト・ルノワール、ヴィンセント・ファン・ゴッホ、ジョージ・ウェザービー、オディロン・ルドン、アンリ・ルソー、カミーユ・ピサロ、エルンスト・ルートヴィヒ・キルヒナー、ポール・ゴーギャン、エドガー(エドガール)・ドガ、ラファエロ・サンティetc…
意味などはラーダー・ウェイト版に忠実な内容になっています。
裏のデザインはグスタフ・クリムトの生命の木です。
古代ギリシャの哲学者エピクテトスやエマーソン、ヘンリー・ジェイムズなどの哲学者や詩人などの文章から、示唆に満ちた引用句が記されています。
メッセージをカードに記載したオラクルカードと同じ感覚になるので、個人的には引用句を少し邪魔に感じますが、凄くいい内容ですし、カードのデザインは素敵です。
上の画像は、左からⅪ.TheJustice(正義)ヴィンセント・ファン・ゴッホ、Ⅲ.TheEmpress(女帝)ラファエロ・サンティ、Ⅱ.TheHighPriestess(女教皇)オディロン・ルドンのカードです。
正義にゴッホの自画像が使われているのは、作家のシャーリーンさんの捉え方などが伺える部分な気がしました。
下の画像は、左からXⅦ.TheStar(星)ヴィンセント・ファン・ゴッホ、XⅨTheSun(太陽)ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー、XⅧ.TheMoon(月)アンリ・ルソーのカードです。
更に下に画像は、左からⅠ.TheMagician(魔術師)ポール・ヴィクトール・ジュール・シニャック、Ⅳ.TheEmperor(皇帝)ハンス・ホルバイン、Ⅴ.TheHierophant(法王)ラファエロ・サンティです。これらは、それぞれなるほどという感じです。
この祭なので下の画像は、XⅪ.TheWorld(世界)レオナルド・ダヴィンチ、X.TheWheel of Fortune(運命の輪)アルフォンス・マリア・ミュシャ、Ⅵ.Loves(恋人)ジョージ・フレデリック・ワッツのカードです
個人的にミュシャの黄道十二宮が大好きなので、この運命の輪は大好きです。
もうお気づきだと思いますが、アート・オブ・ライフ・タロットは、78枚フルデッキ絵札・サイズ128×90mm・付属品:32pの英語版の図を使った解説小冊子(日本語訳の物もあるようです)・このデッキの最大の特徴は、カードを選択し、それを内蔵のポップアップフレームにスライドさせて入れられることです。usgames systems incが出版元です。
サイズがかなり大きいのと、裏側の生命の木が正位置と逆位置が分かりやすいデザインなこと、更に引用句がカード自体に記されていることから、鑑定には向かないデッキ構成になっています。
以後は細かいアーティスト名を省きますが、上の画像は、小アルカナのコートカード(主に人物)のクイーンたち(ワンド・カップ・ソード・ペンタクル)です。
更に下の画像はコートカードのキングたち(ワンド・カップ・ソード・ペンタクル)ですが、ワンドのキングにベルナール峠からアルプスを越えるボナパルト(ジャック・ルイ・ダヴィッド)を選んでいる辺りに笑いがでましたw
そこそこマニアックなデッキですが、ご紹介したアーティスト辺りの絵画が好きな方、主にタロット以外のオラクルカードを使用されている方、自分と向き合う為にワンオラクル(カード一枚で占う方法)などを日課にされている方、ひたすら集めたい方にはおススメできます。
上の画像がポップアップスタンドに、ミュシャの黄道十二宮を差し込んだものです。鑑定でのセッションに使えなかったとしても、これだけで十分な価値を感じます。
ポップアップのイメージが画像だけではわかりづらいと思いますので短い動画をご覧ください。
タロットカードをお探しの方に、少しでも参考にしていただければ幸せです。
銀河玲より愛と希望を込めて。