The Baroque Bohemian Cats’ Tarot 3rd edition(バロック・ボヘミアン・キャッツ・タロット3rdエディション)の画像や銀河玲のレビューです。
このカードのメーカーは、カードの切り口が銀箔加工された、リアルなアリスのタロットを出版している、チェコスロバキアのBaba Studio(ババスタジオ)です。
人気のゴシックタロットやボヘミアンタロット、写実的なタロットポーチも販売されていたりして、魅力的なタロットグッズを販売されています。
バロック時代の豪華な衣装を身につけたリアルな猫たちが、タロットの世界に入り込んだようなデザインです。まさに猫三昧なタロットデッキです。
2004年にオリジナルの1stエディションが完成し、2nd.エディションを経て、2011年12月に新たにリリースされたバロックボヘミアンキャットタロット3rd.エディション。
コレクターにも人気が高く、現在は絶版状態ですが、2~3年の間には標準版が出版される予定のようです。
ボーナスカードとして占い師の猫が描かれた(フォーチュンテーラー)のカードが入っています。
これは78枚のカード以外のカードなので、実際に占いに使う方は少ないと思いますが、このカードが入っていると気分が上がります。
上の画像は、左からⅪ.TheJustice(正義)、Ⅲ.TheEmpress(女帝)、Ⅱ.TheHighPriestess(女教皇)のカードです。
女帝の貫禄あり過ぎな表情と、女教皇の青いフードを被った感じが、赤ずきんちゃんのお婆さんみたいで、微妙な笑いが出てしまいました。
下の画像は、左からXⅦ.TheStar(星)、XⅨ.TheSun(太陽)、XⅧ.TheMoon(月)です。
これらのカードに猫を登場させるのは、若干むりやりな感じがありますが、よく見れば「そうしたかったのね」と思います。
更に下の画像は、左からⅠ.TheMagician(魔術師)、Ⅳ.TheEmperor(皇帝)、Ⅴ.TheHierophant(法王)。
魔術師に描かれている猫は猫好きさんからすると、凄いブランド猫なのかも知れませんが、ぶさかわ系なので二度見してしまいました。怖い顔です…w
この祭なので下の画像は、XⅡ.TheHangedMan(吊るし人)、0.TheFool(愚者)、X.TheWheel of Fortune(運命の輪)どれも可愛い仕上がりなのでご紹介しました。
猫三昧のバロック・ボヘミアン・キャッツ・タロットは、78枚フルデッキ絵札・サイズ78×128mm・付属品:ボーナスタロット(フォーチュンテラー)・長期間タロットを守ってくれるハードケース(固い紙製の箱)85×135mmでかなりしっかりしています。
カードのサイズは大きい方なんですが、薄く切りっぱなしな切り口です。そして裏のデザインは二色刷りです。中身と箱がゴージャスな分、裏のデザインとのギャップが残念な気もします。
売り切れ絶版になるほど人気のタロットデッキなので、あと数枚カードの中身をご紹介します。
上の画像は、小アルカナのコートカード(主に人物)のクイーンたち(ワンド・カップ・ソード・ペンタクル)です。黒猫のソードのクイーンはそれらしくていい感じです。
更に下の画像はコートカードのキングたち(ワンド・カップ・ソード・ペンタクル)ですが、ソードのキングの猫をよく見てみると、ちょっと悪い顔で金髪の美人ぽい女性のパペットを操っています。これはキチンと勉強している方なら、後から怖さがこみあげて来ますw。
かなりマニアックなデッキですが、タロットの愛好家や収集家、猫好き、オラクルカードをイメージとして使用されている方にはおススメです。
ウェイト版にほぼ忠実な象徴やデッキ構成なんですが、実践的にセッションに使う場合は、大アルカナ、小アルカナ共に数字がないので、数字が曖昧な方には辛いカードかも知れません。
熟練度が高い方には、なんの問題もないとは思いますが、カードが薄めなため、ヘビロテするとボロボロになりやすいと思います。
このままの3rdエディションは、手に入りにくいので、このカードを普段使いされている方は少ないハズです。
手に入れたい方は標準版が出版されるのを見逃さないでくださいね。
Ⅸ.TheHernit(隠者)が素敵なデザインだったのでおまけです。
タロットカードをお探しの方に、少しでも参考にしていただければ幸せです。
銀河玲より愛と希望を込めて。