毎年伺っている今宮戎神社の「十日戎」と
大国主神社のお祭り
時期なので、えべっさんと大黒さんのこと
先ずは、えべっさんと親しまれる
『えびす大神』
時代と共に… 商業や農業にも
ご利益を頂けるようになっただけど
元は大漁をもたらす漁業の神だった
そんな “えびすさま” のご利益は
《商売繁昌・除災招福・家内安全》
今宮戎神社の歴史は思ったより古く
1400年くらい以前の推古天皇の時代
聖徳太子が四天王寺を建立した時に
西方の鎮護として祀られたのが始まり
それが室町時代以降になると
漁業の発展と共に町人達の活躍によって
大阪が一層繁栄したので
商業も護ってくれるとして崇敬されてきた
今宮戎は1日初詣・3日お千度さん
7日餅つき&餅まき
8日御神水奉納式&献茶式
9日~11日十日戎・12日賽物勘定始祭と
元日から行事が目白押し
“えべっさん” をお参りしたなら
厳密には叔父さんにあたる
お父さん的な大国さんのお参りもオススメ
今宮戎境内にも大国さまは祀られていて
お祭りのお昼間はお神楽をあげてる
1月9日~11日 “十日戎 ” と同じ日に
木津の大国さんと親しまれる“大国主”の
敷津松之宮のお祭りもやってるので
足を伸ばして2倍ご利益を頂いて下さい
大国さんって
大国さまや大黒さまと書かれるでしょ
別の神様か?って思いませんか?
大国さまは、いなばの白うさぎで有名な
出雲の “大国主命(オオクニヌシノミコト) ”
日本独自の神さまです
そして…大黒さまの方は
空海が日本に密教を伝える時に
密教寺の台所や食堂の神として祀った
荒々しさのある ハマーカーラという
インドの神さまが起源とされてる
七福神の “大国さま ” は
この両者をあわせた神さまなんですって
お参りさせて頂いてる『日出大国主』の
敷津松之宮は日本書紀に記されるほど古いです
その境内には
須佐之男尊(スサノオノミコト)が祀られている
氏神様 と書かれた本殿“敷津松之宮”と
大きな木彫りの大黒さまが
にこやかに笑っている “大国主神社”
二つの神社が同じ境内にある相殿スタイルです
境内にそれぞれの神社の狛犬がいるので
何とも不思議な空間…
大国主神社は1744年2月に神託をうけて
出雲大社を勧請し建てられました
それなら大国さんのが最近みたいですね
以来、今宮戎神社と並んで
大阪市街からの参拝が多い神社となり
甲子の日には大変な賑わいをみせたらしいです
戎橋の由来と同様に
道頓堀川の大黒橋もこの参道に由来しています
さてさて
日本国土を開発したとされる大国さまは
後に霊界の支配権を貰った際
天照(あまてらす)系の神さまに
日本国土の支配権をゆずったとされます
大国さま系の神さま達は
年に一度…大国さまに報告や相談する為
出雲に集まっていました
後になって大国さま系以外の
天照(あまてらす)系の神さま達も一緒に
出雲に行くようになりました
そんな“日出大国主さま”のご利益は
《商売繁盛(金運、全業種)豊作の守護・
農耕・縁結び・福の神・医薬の守護》
この神社は、お祭りの日以外なら
社務所の方が親切にイロイロ教えてくれ
9日~11日に催されるお祭りもアットホームです
金運と財運が欲しい方は
大黒さんで種銭を授与して貰うのがいいです
いつもありがとう愛と希望を込めてxoxo
いい日になりますように