先日観た映画に触発されて、ヒューマン系を書きたくなりました。
それは2014年に公開された、ロンドンが舞台にの映画「アンコール」と劇中で使われた楽曲 TrueColors のことです。
72才高齢の気難し屋のアーサーが主人公です。
彼の愛する妻マリオンは、彼とは真逆な性格で、明るく大らかで歌う事が大好きです。彼女は、通う合唱団の仲間や家族から愛されています。
人と関わるのが苦手なアーサーなんですが、 以前ガンを患った妻を気遣い送迎をしてる。
合唱団が「ねんきんず」という名前で 、コンテスト出場へ向けスタートした矢先に、マリオンは倒れ、ガンの再発を告げられてしまいます。
積極的な治療をしても成果は見込めず 。 お医者様から、治療を止め、自宅で好きな事をするよう進められたのでした。
自宅で最後を迎える決心をしたマリオン は、大好きな合唱団では歌い続ける事にしました。
そうしてコンテストの予選の日 、メンバーは観客を魅了する合唱を披露しします。その最後で、マリオンが独りマイクの前に立ち ました。
「トゥルー・カラーズです」と短く伝え、 静かに歌い始めました。 それは、最愛の人との別れを目前にした愛の歌でした。
彼への愛おしさは当然のことなんですが、偏屈な彼の最大の理解者だったマリオンが 、不器用な彼を残してゆく心の痛みや心配が、痛いほど伝わって…涙がこぼれた
「トゥルー・カラーズ」って、こんな感動を誘う系の曲だったっけ…
実は当時ヒットメーカーだった 、ビリー・スタインバーグ&トム・ケリー制作 。その楽曲にシンディー・ローパーが手を加え、80年代に大ヒットした曲なのでした
この楽曲は、沢山のアーティストがカバーしていますし、歌詞の内容からゲイの人たちの人権運動のテーマ曲としても使用されていますしね。
この感動が、マリオン役のヴァネッサ・レッドグレイヴと、アーサー役のテレンス・スタンプの演技のせいか確かめたくなって、観終わった後に原曲を聴き直しちゃいました。
さてさて…映画のストーリーに戻ります
その場に居合わせた人々から賞賛を受け
自宅のソファーに座った二人
アーサー:
「今日の君は幸せそうだった
私は、ずっと君を幸せに出来てない」
マリオン:
「一緒にいるだけで幸せよ (彼の手を取り)
アーサー・ハリス、愛してるわ
私の前に気難しい顔で現れた日から
彼方とやっていく覚悟は出来てた…
支えて貰った」
アーサー:
「死んで欲しくない…行かないでくれ…頼む」
マリオン:「もう疲れた…ヘトヘトよ…」
主人公が頑固な不器用お爺さんだし、大きなドラマ展開や意外性が無いのを補えるくらい、胸に迫るヒューマンドラマだったと思います。中盤くらいから結構泣いてました 。
既に相当なネタバレなので、映画のことはこの辺りにして
劇中でマリオンが歌ったTrue Colors について少しだけ…
いい曲だとは知っていましたが、見直してみたらとっても素敵な歌詞でした。そして今聴いても古さを感じない楽曲だと感じます。
身近な人が人生に迷ったり、 アイデンティティーを見失いかけた時に 、贈りたい曲だなあって思います 。
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True Colors
トゥルー・カラーズ /和訳
悲しい瞳をしたあなた どうか希望を失わないで
勇気を出すのは 難しいとわかっているわ
人があふれた世界では 道を見失しいがち
あなたの心の暗闇が 惨めな気持ちにさせるのよね
笑顔をみせて 悲しみに沈んでちゃだめよ
あなたが笑うのを 最後に見たのはいつかしら
この世の中の重荷が 背負いきれなくなったら
私を呼んで、そばに行くから
私にはあなたの本当の色が見える
本当の色が輝いてる だからあなたが好き
怖がらないで本当の色を見せて
あなたの本当の色
トゥルー・カラーズそれは美しい色
まるで虹のように
私にはあなたの本当の色が見える
本当の色が輝いてる だからあなたが好き
怖がらないで本当の色を見せて
あなたの本当の色
トゥルー・カラーズそれは美しい色
まるで虹のように
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普段はイメージに合うよう手を加えるんですが、今回は劇中の字幕に近い和訳を選びました♪
私にはあなたの本当の色が見える
本当の色が輝いてる だからあなたが好き
トゥルー・カラーズそれは美しい色
まるで虹のように…いいですよね
この歌詞って、お店の名前をRaysにした理由と似てます。映画だけでなく楽曲も大好きになりました♪
いつもありがとう愛と希望を込めてxoxo
世界が愛で満たされますように