Universal Waite TAROT DECK(ユニバーサル・ウェイト・タロット・デッキ)の画像や銀河玲のレビューです。
このデッキは、アーサー・エドワード・ウェイトが、黄金の夜明け団の解釈に基づいてデザインし、パメラ・コールマン・スミスに描かせたタロットを、メアリー・ハンソン・ロバーツが描きなおしたパステル彩色版です。現在はusgames systems incが出版元です。
1909年にロンドンのライダー社から発売されたライダー・ウェイト版と同じデザインですが、彩色の美しさや象徴が繊細に描かれているところから、学びに向いているデッキです。
Raysのタロットカード占いの教室でも、このカードをウィニングタロットとして使用しています。そして私にとってもこのデッキは、ウィニングタロットなので六代目のデッキになります。
ライダーウェイト版のニーズは高く、ミニ版(75 x 45 mm)・ポケット版(90×55mm)・スタンダード版(120 x 70or72mm)・ジャイアント版(173×100mm)の様々なサイズがありますが、このデッキはスタンダードなサイズです。
ユニバーサルウェイト版にもポケットサイズ(89x57mm)がありますが、よほど特殊なケースでない限りスタンダードをおススメします。
ライダー・ウェイト版そのままの構成ですが、色鉛筆やパステルで彩色されているので、ウェイト版に明るく優しい光とイマジネーションを吹き込んだようなデッキです。
少し使用感がありますがデッキのデザインをご覧ください。
上の画像は、左からⅪ.TheJustice(正義)、Ⅲ.TheEmpress(女帝)、Ⅱ.TheHighPriestess(女教皇)のカードです。
女教皇が若干宇宙人ぽい描かれ方ですが、それぞれ神秘的なデザインです。
下の画像は、左から、XⅧ.TheMoon(月)、XⅨ.TheSun(太陽)、XⅦ.TheStar(星)です。
更に下の画像は、左からⅠ.TheMagician(魔術師)、Ⅳ.TheEmperor(皇帝)、Ⅴ.TheHierophant(法王)です。
そして下のカードの左から、XXI.TheWorld(世界)、Ⅵ.TheLoves(恋人)、X.Wheel of Fortune(運命の輪)です。
ユニバーサル・ウェイト・タロットデッキの内容は、78枚フルデッキ絵札・サイズ70×120mm・付属品:英語版の解説書・一般的な箱に入っています。カードの厚みは中程度で丈夫なタイプなので実用的なデッキです。
いつものようにコートカード(主に人物)を数枚ご紹介します。他の記事でご紹介しているカード比べていただくと、もっとわかりやすいかも知れません。
上の画像は、小アルカナのコートカードのクイーンたち(ワンド・カップ・ソード・ペンタクル)です。
下の画像はコートカードのキングたち(ワンド・カップ・ソード・ペンタクル)です。それらしいキングたちです。こちらも安定感を感じます。
そして下の画像の左側のデッキが六代目のデッキで、右側が二代目のデッキなんです。
同じ枚数、同じ内容のデッキなんですが、古い方がこんなに膨らんでいるんです。なんとなく時の流れを感じてしまいました。
ライダー・ウェイト版より、象徴や色彩が読み取りやすいので、ウェイト版を勉強された全てのリーダーにおススメします。
個人的には、女性のお客様のセッションに使うと、受け入れて貰いやすい気がしますし、何より初心を思い出させてくれるデッキです。
これもボロボロなんですが、最初に購入した頃の箱の残骸がみつかったので比較的最近の箱と比べてみました。
本当にずっと使って来たので、改めて紹介させていただくなかで初心に帰ることが出来ました。
タロットカードをお探しの方に、少しでも参考にしていただければ幸せです。
銀河玲より愛と希望を込めて。