RayGinga
色んな人の恋愛を見つめているとね
ふと…初恋あたりの事を思い出す
あの頃って
まだどの子達にも初々しさが残り…
世界の中心には仲良しの女友達がいた
おばあちゃんやおかあさんから
「さっきまで会ってたのに
電話でいったいなに話してるの?」と
不思議そうに聞かれるくらい
ずっと…ず～っと話をしてたな…
永遠に終わらないおしゃべりは
気になる男の子のうわさや
クラスメイトの恋愛の行方や髪型
先輩のことや先生こと…
新しく買って貰った洋服や
最近好きなアーティストのことなど
その頃は最高に愉快な事件だったのに
今は詳しい内容を思い出せない…
みんなで遊びに行く計画をたてると
何を着ていくのかが大きな悩みになり
定期的な席替えがくると
好きな人の近くになれるように
ベッドのなかで当日まで祈ってたかも
こうして思い出すと
どうでもいい事ばかりで笑えてしまう
たぶんあの頃は幼すぎて
本当は愛なんて分からなかったから
なのに…
どんな愛が未来に待っているのか
想像しただけでドキドキして
いま運命の人に巡り会えていないのは
待っていれば自分の番がくる
「誰かの順番待ち」と信じていた
運命の相手との出会いの順番が
いつ訪れるのか…と期待しながら
お誕生日の度に
吹き消すロウソクが増えていっても
いつか順番がくれば
まだ眠っている運命の人が目を覚まし
愛する私に気づいてくれるはず
きっとこうしている間にも
その瞬間は少しずつ近づいている
そしていつか幸せになれる
必ず巡り会える不思議な予感が
愛する人と一緒に歩む最高の未来を
無条件に信じさせてくれた
それは幼い幻想だけど
ロマンティックに本当の愛を待ってた
時は過ぎ…やがて社会にでて…
あの頃夢見た運命の順番待ちは
夢見てチャンスを見送るだけの
イタイ女子のすることだと学んだ
運命は…チャンスは…
この手で掴みに行くものなんだよ
そして数々の失敗から
幸せを感じて生活していくには
愛する人と一緒にいるのと同じくらい
社会的に充実してなくちゃダメだと
気づいてしまった
待っていても
運命の恋人が来ないんだったら…
無駄に夢見ることをやめて
ただ必死にやれることに向かった
そうしているうちに時は経ち
運命かどうかは分からないけど
なんとなく
側にいてくれる誰かがいたりもして
幸せが何か分かってきた気もするw
正直、ただ運命の恋人を夢見ていた
あの頃のイメージと違い
幸せにはどこまで行ってもゴールはない
そんなことは当然なんだろうけど
現実を知った今だからこそ
“夢を見ることを諦めたくない”と
思ってしまう
実は、いい年して青いことを言ってる
自分になれたことが幸せなのかもw
もしもこれから先に困難が訪れても
その途中が困難なぶんだけ
更に幸せは光り輝くと信じている
だから何も恐れず夢を見つづけよう
誰にでも
真実の愛や幸せがあるって夢を
いつもありがとう
銀河玲より愛と希望を込めて
世界に愛が満たされますように
