今回の動画に使用したのは「GUSTAVE DORE TAROT(ギュスターヴ・ドレ・タロット)」です。
15歳で既に画家として活躍していたドレは、パリで挿絵画家となり、ダンテやバルザック、フランソワ・ラブレー、ミルトン、ジョージ・ゴードン・バイロン、エドガー・アラン・ポー、イギリス版の聖書などの挿絵を手掛け、当時から国際的に著名なアーティストでした。
彼の作品は挿絵に留まらず、絵画、版画、彫刻、イラストなどあらゆる表現方法を用いたそうです。 今回ご紹介するタロットは、ダンテの神曲などにも使われている挿絵など、彼が手掛けた78の彫刻画が使用されていて、モノクロで絵がかれた神秘的な情景に心を揺さぶられるデッキ構成になっています。
1832年-1888年と比較的短い生涯だったと思われるドレですが、彼が残した芸術が、今もなお人々に感動を与えてくれる事実に感謝します。
ギュスターヴ・ドレのファン方や、コレクターの方々にもお勧めできますが、カードの強度も悪くなく、ウェイト版に沿ったデッキ構成となっているので、ウェイト派の方々なら十分にリーディングに使えるデッキです。 正直、見た瞬間恋に落ちて、鑑定用と保存用の2デッキを注文しました。
届いて中を確認してみるととっても素敵過ぎてため息が出ました。
Paul Gustave Doré(Lo Scarabeo)
カード サイズ :約118mm×約65mm
枚数 78枚フルデッキ(大アルカナ22枚+小アルカナ56枚)+1枚
箱:一般的な箱(箱のデザインはダンテの神曲に使われた天国篇の挿絵)
カードの厚み:ウェイト版に近い厚みです 付属品:英文解説書
皆様が素敵なカードと出会える機会になれば幸せです。 Ray Ginga My favorite tarot